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音楽の趣味性を極めるなら、レコードほど取り組み甲斐のあるメディアはない。そこでまず、プレーヤー選びが肝要だ。本稿ではレコードに封じ込められた音楽を再生するための道具として、特選レコードプレーヤーを4機種紹介する。


【私がオススメします】
モノの魅力発掘家・前田賢紀さん


長年モノ雑誌編集者として活躍。現在は独立し、バイクや自転車、カメラ、オーディオ、コーヒーなど「男子的趣味」ジャンルを中心に日々編集に勤しんでいる。


レコードで聴きたい人が増え生産金額も増加中


オーディオ趣味に正解はない。なぜなら音の好みは人それぞれ。愛する音楽を好みの音質で鳴らすことが理想だからだ。またオーディオの趣味性を語るなら、機器と等しくメディアも重要だ。現在はサブスクで無数の音楽を手に入れられるが、遡ればトーマス・エジソンにも連なるレコードがいま熱く注目されるのは、それが姿なき音楽ファイルの世界に対して感じられる、確かな手触りだからだ。


世界的な生産金額の増加でも明らかなように“レコードで聴きたい人”が増えている。それにつれレコードプレーヤーも増えている。今回は自由時間をもち、こだわりがある“ソロ活巧者”への初レコードプレーヤーとして4台を選出した。レコードプレーヤーは設置や取り扱いなどに、配慮が必要な部分もある。これを面倒ではなく、嬉しい手間だと捉える気構えが必要だ。美音は黒い盤の中に封じ込められているが、それを掴むには作法がいるというわけだ。“初めての”という点を考慮するならビギナーにも懐にも優しい「オーレックス」が手頃だが、オーディオは一生楽しめる趣味ゆえ“いきなり本格モデル”を狙うのも悪くない選択と言える。


昨今のアナログ盤ブームに伴い、高音質を謳うレコードの発売が続いている。さてどんなジャケットを手に、片面20分のサウンドトリップを楽しもうか?


■レコードの生産金額は右肩上がり


↑2010年にはわずか年間1億7000万円の生産金額だったが、2014年から徐々に増加。2018年には年間20億円を超え、2025年は84億4000万円と、増加の一途をたどっている。
単位:百万円 出典:一般社団法人日本レコード協会の「アナログディスク生産金額の推移」

フルマニュアルで本格的ながらビギナーでも扱いやすい



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名機「テクニクスSL-1200」シリーズの特徴であるダイレクトドライブ方式を搭載しながら、より暮らしになじむデザインを採用。操作はフルマニュアルで、フォノアンプを搭載し、デンマークの「オルトフォン」製MMカートリッジも標準装備している。色はナチュラルな3色がラインナップ。


SPEC ●駆動方式:ダイレクトドライブ●ターンテーブル:アルミダイカスト φ300mm●回転数:33 1/3、45、78rpm●サイズ/質量:W430×H128×D353mm/約7.1kg


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