Vol.163-3
本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は「半固体電池」を採用したモバイルバッテリーの話題。リチウムイオン電池ながら“発火しにくい”というメリットと、課題に迫る。
今月の注目アイテム
バッファロー
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5990円(税込)

モバイルバッテリーの発火事故はなぜ起きるのか? シンプルにいえば、モバイルバッテリー内のリチウムイオン電池が異常に過熱し、内部の有機溶剤が発火点に到達した結果として「燃える」ことになる。
半固体電池が安全と言われるのは、内部で液体の有機溶剤ではなく「ゲル状の有機溶剤」を使うことにある。有機溶剤であることに変わりはないのだが、ゲル状になっていることで漏れ出したり、有機溶剤の成分が揮発しづらくなったりしている。結果として、高熱を発する異常過熱に至りづらく、従来のものよりも安全……と言われているわけだ。