生成AIは、今では多方面で重要なツールとなっている。ここからは、ビジネスシーンにおいて取り入れるべきサービスと、その使いこなしを解説していく。まずは、生成AIのコンサルタントに生成AIの現状と、ビジネスパーソンが知っておきたい”付き合い方”について聞いた。
【この方に聞きました】
株式会社ピネアル CTO生成AIコンサルタント
藤田 拳さん
AGC株式会社で機械学習を応用した次世代デバイスの研究開発に従事した後、ピネアルのCTOとして生成AI事業をスタート。マーケティング領域で生成系AIを利用したシステムを開発し、クライアントのDX・AI活用の教育・支援も行っている。
生成AIの普及はどのように進んだのか?
データを学習し、それを元に新たな文章や画像、映像などを作り出す生成AI。近年になって一躍脚光を浴びているが、まずはその変遷について教えてもらった。
「代表的な生成AIのひとつであるChatGPTも公開当初は、企業にとって“使えない”と評価されていました。AI自体の能力が問題なのではなく、アメリカのOpenAI社が開発したChatGPTを使うために海外のサーバーにアクセスすることが、情報漏洩の観点から懸念されたのです。生成AIツールを自社で開発することで、安全に生成AIを利用するケースも多く見られました」
一方で、個人ユーザーの反応は対照的だったという。
「個人レベルでChatGPTを積極的に使っている人たちからすると、会社で使える生成AIはChatGPTと比べて性能や機能が劣ることが多く、違う意味で使えませんでした(笑)」