最新のスペックとチップを搭載したスマートフォンやタブレット、パソコン……。みながうらやむような最新のガジェットを手に入れたら、気分は最高ですよね。でも、ユーザーの“OS”が古ければ、それらは宝の持ち腐れどころか、脆弱性を抱えた状態かもしれません。
そんなふうにユーザーの情報リテラシーもスペックの一部とみたら、どうやったらその力を高めて、闇バイトや偽・誤情報などに騙されないようにいられるでしょうか? 先日「DIGITAL POSITIVE ACTION AWARDS 2026」が選出した、ICT(情報通信技術)リテラシーを高める5つの教材を見てみましょう。

産官学の総力を結集したDIGITAL POSITIVE ACTION
総務省、大学研究者、テック・通信・教育のトップ企業が結集した、官民連携の意識啓蒙プロジェクト。デジタル空間をより健全でポジティブな場所に変えるため、最新のICTリテラシー(ICTなどを適切に活用する能力)の普及と、それを支える教材の実装を加速させることを目的としています。会長は慶應義塾大学法科大学院の山本龍彦教授。公式ウェブサイトはこちら。

5つの受賞教材
【School賞】教育現場で役立つ学生と教員向け教材

スマートニュース株式会社 スマートニュース メディア研究所SNSのアルゴリズムを体験しよう—アルゴリズムに「自分がなってみる」—
SNSの「中身の見えにくい」表示ロジックを、利用者が自らアルゴリズムになりきって情報の取捨選択を行うことで理解していく体験型教材。
学校現場の先生の中には「メディアリテラシー教育に関心はあるが、教え方が分からない」という悩みを抱えている人が少なくないそう。
そんな現状を受けて開発されたこの教材は、興味のある情報だけが届く便利さの一方で生じる情報の偏り(フィルターバブル)を可視化し、アルゴリズムというシステムの視点から情報との距離感を考えさせる仕組み。フィルターバブルは、言葉で説明するだけでなく、生徒自らがアルゴリズムになりきって「体験」することが重要とスマートニュースメディア研究所は言います。