先進的なノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」が発売されました。筆者はちょうど海外取材に出かける用事があったので、さっそく新しいAirPods Pro 3を旅のお供にしています。実際に、飛行機内や旅先で上手に使いこなす方法を紹介しましょう。

AirPods Pro 3から最高のサウンド・ノイキャン効果を引き出す方法
AirPods Pro 3は、アップルによる独自の強力なノイズキャンセリング、外音取り込みモードや空間オーディオ再生など、多彩な機能を搭載するワイヤレスイヤホンの最新フラッグシップです。今年のモデルには心拍センサーが内蔵され、iPhoneやiPadと組み合わせればワークアウト中に心拍を計測したり、ヘルスケアアプリに記録を保存したりできるようになりました。
筆者は発売前の先行レビュー期間から、3週間ほどAirPods Pro 3を試しています。AirPods Pro 2に比べると、サウンドの立体感がアップした印象です。特にボーカル、楽器による演奏の鮮明度が増しており、音場の空間再現も広々としています。
旅の道中、iPadに保存した映画を機内で視聴すると、映像の中に引き込まれるような感覚が楽しめました。映像の空間内に配置された効果音の位置、音の移動感などが従来モデルより鮮明にわかります。ノイズキャンセリングの実力についてはこの後に触れますが、エンジンノイズなどがうるさい機内でも、まるで映画館のようにシンと静まりかえった環境でコンテンツを楽しめます。

これだけの完成度なら、機内に持ち込む手荷物に大きなヘッドホンを入れるスペースを確保する必要はもはやないと言っていいでしょう。最近は特に、海外行きの飛行機に乗るとヘッドホンではなくAirPods Proを使っている人をより多く見かけます。