人間がゴキブリを自由にコントロールして、スパイとして活用する。そんなSF映画のような話が、ドイツでいま現実になろうとしています。

その開発を行うのは、ドイツの軍事技術関連企業のSWARMバイオタクティックス。同社では、ドローンや地上ロボットなどの従来のスパイシステムでは難しい区域でも潜入が可能な、まったく新しいカテゴリーのロボット技術の開発を行っています。
それが、ゴキブリを使ってスパイ活動させるシステム。彼らのシナリオでは、ゴキブリの脳に電気パルスを照射し、人間がゴキブリを遠隔操作します。ゴキブリの身体には、カメラなどの小型バックパックを装備させ、これによって人間が思うようにゴキブリを動かして、必要な情報を入手しようというのです。