近い将来、パソコンのマウスとキーボードは消える? そんなことを考えさせる研究開発が現在メタで進行しています。ジェスチャーだけでパソコンの操作ができるというテクノロジーとは?

科学誌、ネイチャーに掲載された論文で明らかになったのが、メタのVR・AR研究部門である「Reality Labs」が開発したという装置。
「sEMG-RD(表面筋電図研究装置)」といわれるもので、ブレスレットのように手首にはめて使用します。5本の指を動かしたり、手を開いたり握ったりするときに、手首から手のひらに伝わる運動神経の電気信号を読み取り、デジタルコマンドに変換するという仕組み。
それによって、指をスワイプしたり、2本の指で何かを捕まえるように動かしたりするだけで、マウスを使っているときと同じように、パソコンの操作ができるのです。